アロエは「医者いらず」ともいわれ、古来からよく知られた薬用植物です。
驚いたことに、葉には約200種類もの有効成分をその葉に含まれているとされます。
その中でも、薬用になる植物としてよく知られているのがキダチアロエです。
同じく、食用として知られているアロエ・ベラと共に、寒さや暑さにある程度強く、ご家庭での栽培も簡単です。
かつては、日本の多くの庭先で育てられていた多肉植物です。
火傷や虫刺され、けがなどの皮膚の応急処置に使われたり、胃薬代わりの薬草としてかじられてもいました。
今回は、薬用アロエを塗ったり飲んだり食べたりすることで得られるとされる効果についてご紹介します。
アロエを「塗る・飲む・食べる」で得られる効果とは?
アロエは、原産地である砂漠の厳しい環境でも生き抜けるよう、葉に多くの栄養成分を蓄えている薬用植物です。
アロエには観賞用の多肉植物として葉の模様を楽しむ種類も多くありますが、薬用としては、キダチアロエとアロエ・ベラが主に使用されています。
アロエは、ご自宅で簡単に栽培できます
アロエは多肉植物の一種なので、丈夫なため栽培は大変容易です。
虫もつかないので無農薬で育てられますし、しおれない程度に水をやるだけでもぐんぐん育ちます。
ちなみに
ご自宅で育てて使う場合は、先だけを少しずつ切って使うのでなく、一度に葉の根元から包丁などで切って利用します。
というのも、切り口部分から腐るので、次回はよい状態で使えなすからです。
切った1本を食べたり塗ったりして使った後の余った部分は、ラップなどで切り口をふさいで冷蔵庫の野菜室に入れ、出来るだけ早く利用してくださいね。
塗るアロエの効果や効能として
アロエの葉は、火傷や虫刺され、けがなどに塗ってかゆみや痛みを静める民間薬として知られ
皮膚へ塗る場合は、葉を切り取り、切り口から流れ出る汁を直接患部に塗ったり
葉と葉の間に含まれる透明なゼリー状の組織を平たく削り取って、湿布のように皮膚に貼って使います
現在では、個人で栽培して本物を生で使うよりも、市販品でアロエを活用する方が増えています。
ニキビや日焼け・シミ対策、美白のような美容に対する効果が期待されるため
スキンケア、ヘアケア、ハンドケアなどの美容アイテムに添加された商品がたくさん出回っています。
食用としてのアロエの効果や効能として
アロエは、絞り汁や粉末、サプリメンとなどで飲んだり、直接 生葉を食べたりして活用することもできます。
ただ、皮の部分には苦みが強いため、 葉と葉の間に含まれる透明なゼリー状のアロエベラ だけを取り出して食べる方も多いと思います。
ダイエットや便秘解消目的での、アロエ入りの飲むヨーグルト製品も人気がありますが
食べやすくするために糖分が含まれているので、食べ過ぎれば逆に太ってしまうこともあり、本気のダイエットには向かないかもしれません。
アロエを食用や飲用する方がアロエに期待されている効果としては、胃もたれや便秘解消、ダイエット目的が多いようです。
長年にわたって薬用植物として活用されてきたアロエですので、血糖値のような、気になる成人病関連の数値を改善する目的で飲用している方もいるようです。
アロエは、塗って良し、食べてよし、飲んで良しの健康食材でもありますが
食べ過ぎや飲みすぎは、よくないとされています。
また、妊娠中や授乳中の経口摂取(食べること)も、安全ではない可能性があるそうなので、お気を付けください。